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ブログ/2023-08-19

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自然大好きサチエさんが”奄美”から

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写真1 奄美の世界自然遺産

小ヌシです。
先日、ご家族ではるばる“東洋のガラパゴス”奄美大島の「森」に行かれたようです。「念願」だったそうで、その模様の一端をFacebookで届けてくれました。
写真1

・・・最終日は原生林トレッキングツアーへ。念願のヒメハブ2匹やアマミハナサキガエル、ヒカゲヘゴなどなど。ヒカゲヘゴは、人間の皮膚で言うところのかさぶたみたいなもので、森が再生して自分の役割を終えると倒れるそうな。
まるで「もののけ姫の森」のよう。海もとんでもなくきれいだけど、森パワーがすごい。奄美パークで旅のおさらいをし、帰ります ・・・

亜熱帯の固有種の宝庫体験のおすそ分けで、別世界の「密林、森」や「奄美」の雰囲気がよく伝わってきますね。ありがとうございます。「生きている化石」と言われている木生シダ類のヒカゲヘゴの命の循環などの姿を、楽しく拝見させてもらいました。 写真2~8

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写真2  亜熱帯の森

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写真3  ヒメハブと土に還る倒木

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写真4  アマミハナサキガエル?

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写真5  木生シダ

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写真6  ヒカゲヘゴ?の倒木

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写真7  板根

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写真8  「金作原」の利用ルール

帰広後、さらにご報告をいただきましたので追記。ありがとうございました。

・・・奄美大島が国立公園になるまで(何年だったか忘れました)は、この「金作原」のトレッキング道は特に規制もなく車で通る人もいたそうです。それが国立公園になり、2年前には世界自然遺産となり、ツアーガイドなしでは立ち入れなくなるなど規制が出てきたそうです。写真1,8
マングースの退治(6年前にマングースバスターズの活動により絶滅させたそうです)の効果もあり、森の動物にも変化が出てきているそうです。写真のようなヒメハブも姿を見せるようになったそうです。写真3 
人間がハブを減らす目的でマングースを奄美の森に持ち込んだそうですが、生態系が壊れてしまったそうです。それで有志が立ち上がって、6年前にマングースをほぼ絶滅させたとのこと。
人間って、森を壊すこともできるけど、力を合わせて森の生態系を回復させることもできるんだなと思いました。ハブは生態系の頂点に立つ生き物で、そこにマングースを持ち込むとは、なんか浅はかですね。ハブは怖い生き物ですが、ハブのおかげで奄美の森が人間の破壊から守られ、森の守り神でもあります。やっぱりハブは怖いし、生で遭遇したくはないけど、そんな話を聞くと怖いだけじゃない感情も生まれてきます。

アマミノクロウサギも個体数を増やしてきているそうです。
うさぎの原型らしく、耳が短くてあまりウサギに見えませんが。
国の特別天然記念物だから、オオサンショウウオと同じですよね?
2年後を目指して、アマミノクロウサギの保護施設、傷ついたクロウサギを保護する施設を計画しているそうです。まるで「オオサンショウウオの宿」のようですよね。
クロウサギの観察もできるそうなので、完成したら訪ねてみたいです。

また「森」の話にもどりますが、分解のスピードが速く、種が発芽して木になるのではなく、倒れた木から次の苗木がでているそうです。写真6
本州以北だと分解に時間がかかりますが、琉球弧以南は水と温度と日照のバランスで分解のスピードが速いそうです。

思い出すままに書きましたので、内容もバラバラですが、このあたりで。・・・

◎奄美大島 - Wikipedia、アマミハナサキガエル - Wikipedia、ヒメハブ - Wikipedia、木生シダ - Wikipedia
◎【2023年最新版】奄美大島へ行ったら金作原原生林へ行くべき理由!魅力や利用ルールを徹底解説 |奄美ツアーズ (amami-tour.com)など
参考:ブログ/2023-05-07



コメント

  •  素敵な記事に編集してもらってありがとうございます。写真のキャプションもばっちりですね。
     写真を見てまた思い出しました。ガイドさんが言ってましたが、ヒメハブはもう何日も同じ場所にいるそうです。アマミハナサキガエルは前日のガイドではこの写真とは反対方向のカメラの方を向いて座っていたそうです。ハナサキガエルに近づいて写真を撮っても全く逃げようともせず驚いてしまいました。台風前はイモリやトカゲもいたそうですが、今回は会えず残念でした。生命力が強い森ですね。 -- サチエ 2023-08-20 (日) 22:21:53
  • サチエさん 記事とコメントをありがとうございました。編集しながら「実に良い体験をされているなぁ~」と思いました。先人曰く「見ると聞くとは大違い」。やはり五感、実体験でしょうね。また何かあれば記事をくださいね。
    -- 小ヌシです 2023-08-21 (月) 11:04:43

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