ブログ/2023-01-25
安芸津町の宝物「安芸津風土記」
小ヌシです。
ブログ/2022-05-07の「安芸津町史から」に一部重複しますがお許しを。
東広島市安芸津町には「安芸津風土記」という大変貴重な記録が残されています。写真1,2
昭和44(1969)年、安芸津記念病院長の阪田泰正先生が中心となられ、町内を中心とした郷土史家29人が「安芸津郷土史を語る会」を発足させたそうです。前回ブログでご紹介した進藤松司さんも加わっておられます。その20年間の会誌が「安芸津風土記」(1970~1989年、第1~77号A5版?)です。写真3
写真3 「安芸津町史」 P1026、P1027から
手元の「検索目録」(エクセルデータ)の項目には人物、神社、伝説、名木、古城、漁業、遺物、随想、組織、寺院、名勝、工業、通史、俳諧、屋号、史蹟、地図、石碑、古文書、言語、学校、仏像、伝記・・と多岐にわたり、検索目録で内容も約900題にも上っていました。写真4
これらをゆっくりじっくり読めば、安芸津のことが全部わかると言っても過言ではなさそうです。もちろん、日本酒の“軟水醸造法”を編み出した「三浦仙三郎翁」のことも記されています。前述の進藤松司さんも約30題寄稿されておられました。
うち、小ヌシが関心のある「地質」の項目だけを抜き書きし、「まだ数か所、観察していない場所があるなぁ~」と、改めて知りました。写真5
なお、この「検索目録」には「安芸津風土記」以外、シリーズ分24件、特集号分41件、コピー分73件、ほか2件が記されています。実に莫大な情報量のようで、ちょっと全体の姿を見てみたいものです。
今回改めて「地方史、民俗史はみんなの財産だ」と気付かされました。
東広島市立安芸津図書館にちょっと行ってみましょう。
参考:ブログ/2021-12-12(映画「吟ずる者たち」)ほか安芸津町関連多数
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