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ブログ/2022-10-27

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「みやじま世界化石ミュージアム」と「日野化石コレクション」

1日野さん3.jpg
写真1 1995.12.26付 中国新聞夕刊

小ヌシです。
ちょっと古い話で恐縮ですが。
およそ27年前、宮島に「みやじま世界化石ミュージアム」という名の世界の化石を展示していた博物館がありました。覚えておいでの方はおられるでしょうか。写真1

現役時は小さな町で小さな米屋を営んでいました。しかし、自身の病気がきっかけで、
小学時代に同級生が見せてくれたエントモノティス(皿貝:三畳紀の示準化石)の鮮烈な記憶を思い出し、以来、「広島県-地学のガイド」(ブログ/2022-03-07)を片手に、
夢中になって「化石」を追っかけるようになりました。その当時の新聞記事です。
宮島町に日野ご夫妻や広大のO先生、K先生、皆さんのお力で「みやじま世界化石ミュージアム」がオープン。小ヌシはワクワクしながらお邪魔しました。写真2

2日野さん1995.12はじめ.jpg
写真2  1995年12月はじめ頃? 中国新聞

実物の化石に興奮し、このミュージアムが閉館されるまで数回訪ねていき、館内のショップのアンモナイトや三葉虫にはあまり興味を示さず、ハチノスサンゴなどの「サンゴ化石」ばかり買い求めていました。その話が現在の当会顧問O先生のお耳に入り、以来、先生や皆さんからいろいろご指導、お付き合いさせていただいています。そのO先生が2004年に当会会長になられたのをきっかけに、「勉強させてもらう」つもりで入会させていただきました(苦笑)。

その後しばらくしてミュージアムは閉館、「日野コレクション」と呼ばれる化石の一部は広島大学に寄託され、現在も広島大学総合博物館をメインに、学内の図書館などでも展示されています。この「化石たち」が2006年11月にオープンした博物館と小ヌシを結んでくれるご縁を作ってくれました。
さらに、館内に展示されていた1枚のパネル写真に大変驚かされました。
「この写真はどなたが撮られたのですか?」と担当の方に、「はい、僕ですと」S先生。
「この撮影ポイントをよくご存じですね」と私。このやりとりが始まりでS先生や皆さんと深く関わることになりました。そのパネルは今でも展示されていると思いますので、もしよければ、広博本館で探してみてください。ヒントは「黒滝山」です。写真3,4

画像の説明
写真3 広大総合博物館にて?

4日野さん4.jpg
写真4 2000.5.10付 中国新聞

広島大学総合博物館 (hiroshima-u.ac.jp)

参考:ブログ/2013-08-20(エントモノチス)
  :ブログ/2022-03-08(原色化石図鑑)
  :ブログ/2019-01-05(黒滝山)
  *見学会「(株)サタケのヤシ・ソテツ館と日野化石コレクション」(2006.2)



コメント

  • メールで広博のS先生からコメントをいただきました。ありがとうございます。↓
    Sです。
    初見の記事、懐かしい記事に博物館草創期の事を思い出しました。
    気がつくと16年も経っているのですね。「里海ゾーン」の写真について尋ねられたのが
    我々のやりとりのはじまりだったのですね!思い出しました。
    その一言が無ければ、オオサンショウウオの活動も無かったと思うと
    本当に奇跡の連続ですね。大切な出会いに感謝です。
    振り返ると私達の活動はいろいろとありました。
    水晶を探し、高松さんと出会い、教育委員会とつながり、桑原先生とつながり、学生が参画し、豊栄小学校、地域、全国大会、オオサンショウウオの宿、賀茂北高校さん・・・、
    濃密な時間ですね。皆さんとけっこう頑張ってきたと思いますが、オオサンショウウオのピンチが見えるばかりでなかなか環境が改善はできていないのは、苦しいところですが、地域での認知度は確実に上がっていると実感しています。
    まだまだ発展途上の活動ですので、ゆっくり、ぼちぼち。
    引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

    -- 小ヌシです 2022-10-28 (金) 17:27:02

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