自然に親しみ、観て触れて学びながら、自然を守ろう

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2013/2/28 (木)

延長戦へ

かやネズミです。
2月25日の調査はいつもの2区間(距離にして約1000m)の7箇所で、幼生136匹を確認しました。
複数の産卵巣穴がありそうなので、見るべきポイントや確認する幼生も格段に多くなりました。
また、幼生の成長の度合いが異なるため、ポイントごとの幼生の発達(後ろ足の小指あるいは薬指)をチェックしながら計測・記録・撮影します。
その後、幼生達は各捕獲地点で水合わせ(水温調節)を済ませ、放流します。
作業内容が豊富でしたが、水中での捕獲班10名、陸上での選別班10名の少数ながら、手際よく済ますことができました。

調査が6回目ともなると、私も全体の動きが読め、次の作業を予測できるようになりました。
この数字はまだ山を越えていないようで、ついに1ヶ月半の延長戦です。疲労も蓄積していますが、ヌシさんに負けないようについていきま~す!!

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この他に3名程は上流部で捕獲作業中。


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2013/2/26 (火)

第2、第3の産卵巣穴がある?

ヌシです。
1月末から開始したオオサンショウウオの幼生調査は、2月25日(月)、おかげさまで無事予定終了することができました。計6回、多くの参加者の協力を得て、幼生離散の状況を掴むことができたようです。しかし、私達が調査している巣穴の上流に別の産卵巣穴が2個以上あるということが、前回と今回の調査で確定的になってきました。

帰路、「とんでもない事になっていきそうだ」と思いながら、言葉では表現できない不思議な感動と興奮を覚えました。「東広島市安芸津町のホボロ島」調査もそうでしたが、ここも調査するたびに新しい発見がありました。とりあえず、別の巣穴から離散する幼生も含めた追加調査を3月11日(月)とその2週後あたりと4月の半ばの計3回することに決まりました。年度末が最後の山場でしょうね。希望的観測ですが、きっと概要が見えてくるでしょう。頑張ろう!

広島から来た友人が「オオサンショウウオの赤ちゃん(の魅力)にはまりそう」と言いながら、夢中になって写真を撮っていました。たしかに、この時期にしか観察することはできないようです。



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2013/2/21 (木)

川ガール2

ヌシです。
かやネズミさんが書き込まれたように、当チームの川ガールも最強です。
思い起こせば、この活動(オオサンショウウオの生息分布調査)の言い出しっぺは彼女たち!です。調査開始以来、2年近く経ちます。この間、椋梨川上流から13名の川ガールが誕生しました。私も一緒になって「よく学び、よく遊び」ました。ありがたいことです。

このたびの幼生調査は、2月25日(月)ではじめの予定(1/28~)を終えます。今後の調査の必要性や日程は関係者と話し合って決めます。もう一頑張り??です。

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風は冷たく感じますが、日差しも日照時間も「春近し」を思わせてくれます。
写真は庭の隅の水仙です。10日前の写真と比べると、たしかに春は近づいていますね。

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2013/2/20 (水)

川ガール

かやネズミです。
椋梨川源流のオオサンショウウオ幼生調査もいよいよ佳境入り。2月17日調査後ミーティングでの桑原調査隊長の話によると、ここの幼生は巣離れ・拡散が遅いとのこと。
毎回12時に調査を開始、17時から捕獲個体の計測、18時からミーティング(写真)と未知のオオサンショウウオ幼生の実態解明に調査チームの粉骨奮闘の日々が続きます。

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我らヌシさんが自負する日本最強の調査チーム(かつ最年長チーム)にはもう一つの顔があります。それは女性チームです。先日も7名の女性の参加をみました。彼女たちは男性も尻込みする極寒の川の中に入り網を掬い、タライの水生生物を選別するなど草食男子などでは及びもしない最前線で活躍。かやネズミは彼女たちを「川ガール」と呼びます。
一般に「山ガール」は山へ行く女性、「川ガール」はオオサンショウウオに会いに川へ行く女性?!(写真 右のお二人)

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2013/2/18 (月)

水泳仲間?

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ヌシです。
20人の参加者を得て、いつもの幼生調査を実施しました。はじめ、どれだけの参加者があるか心配でしたが、大勢参加してくれたことは、まさしく日本最強の調査チーム(かつ最年長の調査チーム)と言って良いでしょう。今回、本物のヌシを確認しました。12月23日確認以来、久しぶりです。ヌシがまだその巣穴に居るということは幼生もまだ居るということでしょう。次回の調査が気になるところです。

撤収時に川中の石に足を取られ、ちょっとだけ泳ぎました。はじめての経験です。
身を切るような冷たさ(5.7℃)でした。運よく目の前に倒木があったため、全身ではなかったのですが、体の前と下半身が濡れたので、すぐにズボンや靴下を取り替えました。水泳仲間は、昨年のSさん、今日のAさんに続いてこれで3人になりました(苦笑)。

今日活躍した道具は台所のこれです。(写真)
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2013/2/15 (金)

日本最強のオオサンショウウオ調査チーム

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ヌシです。
かやネズミさんが書いてくれたように、このたび、いつもの渕でオオサンショウウオの赤ちゃんは64匹、その下流で18匹確認(捕獲・計測・放流)できたが、上流150mのところの3匹の赤ちゃんは、明らかに、成長の度合いが違う。後ろ足の小指(後肢の第5指)がまだ形成されていない。いままでの調査で見つけられなかった産卵巣穴が、どこかにあるのだろう。それはどこなのか?そのヌシは?関わった♂や♀は?と疑問が湧いてきて、まだまだ数少ない調査資料をにらめっこして推測しています。(上の写真)

実際、川の中での調査はまだ1年半しかたっていないので、初めて経験する事ばかり。
今は日中の赤ちゃん探しなので、夜間の成体調査とは使用する道具が違う。落ち葉を掬う網、盥、赤ちゃん用のバケツ、計測の道具や防寒用具を準備する。何をどれぐらい用意するか・・。「網や盥は小ぶりが良い」など、体験しなければ分からない。真冬の川の中を歩く、川さらいをしているようだ・・こんなことも初めて。軟弱なヌシの靴下はダブル。そこにホッカイロをベターと貼って胴長を履く。手は薄手のゴム手にホッカイロを握り、さらに厚手のゴム手と、他の方にくらべて重装備だ。にもかかわらず、2時間余りで、足や手の指先の感覚がなくなってくる。だんだん日差しが弱くなって、自慢じゃないが一番先にネをあげる。みんなは平気な顔をしている。

こんなことを数年経験すると、笑うかもしれないが、日本最強のオオサンショウウオ調査チームになるだろうと確信する。
2月17日予定の調査では、いつもの渕の赤ちゃんの数は200匹!と予測されています。アラ還も頑張ろう!

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2013/2/14 (木)

工夫のあと

かやネズミです。
椋梨川源流のオオサンショウウオ幼生調査も4回を数えました。当初の予定では2月末までにあと2回ですが、2月10日(日)の調査では新たな繁殖巣穴から出たと思われる幼生3匹が捕獲されたので予断をゆるしません?!
次回17日(日)は広島大学が不参加とのこと、応援が必要です。事務局まで連絡を。さぁシルバーで頑張ろう! 

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各地点の幼生/2月10日(2月4日)
18匹(5匹)  64匹(34匹)  3匹(0匹)

我らがヌシさんはこの度のオオサンショウウオ幼生調査において計測道具を改良。そのおかげで選別・計測が格段はかどりました。

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体長計測下敷きを半丸に改良。・・・体長が伸びやすい。

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体重計の入れ物。・・・落ちこぼれ防止。

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選別タライのヒモ。・・・捕獲・選別スピードアップ。

こうした「工夫のあと」は我らがヌシさんのオオサンショウウオへの愛情から生まれたと思うのであります。



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2013/2/11 (月)

水仙

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ヌシです。
1月28、29日、2月2、4日と続き、先日(2月10日)も豊栄町の椋梨川にオオサンショウウオの調査で行きました。

このたびも予想外の新発見がありました。その概要はかやネズミさんにお願するとして、腰痛などにさいなまれながら出歩きまくっているヌシの自宅にも、いつのまにか春が訪れようとしています。

庭の隅の「水仙」(写真)の花々です。幼い時から、早春の花壇や里山の畑の隅で見慣れた花ですが、私の大好きな花です。芽出しはまっすぐでその色合いは薄緑。体のわりに長い葉や花茎を支えるためでしょうか、地味な袴をはいています。花姿もやさしいですね。しかし、花芯?の鮮やかな黄色や香りには強烈な発信力がありそうです。より低温に適応・進化した結果でしょうね。どの虫にアピールしているのでしょうか?

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2013/2/8 (金)

続・共生

かやネズミです。
オオサンショウウオの幼生調査を2月4日(月)正午から精鋭10名が2組に別れて実施。
17時までに幼生39匹(写真)を捕獲し計測後再放流しました。

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そしてオオサンショウウオと共生している多くの水中生物も捕獲。前回では見られなかった新顔や絶滅危惧種も複数含まれ、改めてこの流域の素晴らしい自然環境が証明された。

『これほど多様な水中生物が生息している河川は貴重。この環境を守らなければならない。』桑原一司先生

朝から雨という悪天候にも関わらず参加いただいた皆様には大変ご苦労さんでした。・・・
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2013/2/5 (火)

この旗の下で

旗.jpg
ヌシです。
ほぼ連日、残雪をみながら、川の中でオオサンショウウオの赤ちゃん探しをしています。写真は私達の旗です。今この旗の下で、「よく遊び、よく学び」をしています。

ヌシが小さかった頃(昭和30年代)は、この言葉に「よく手伝い」が加わっていました。
海岸や山や小川で、年上の子、年下の子と一緒になって目いっぱい遊びました。この時の私の中に育まれたものが、大変大きな価値あるものだったと、今ごろ気づいています。



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2013/2/1 (金)

共生

かやネズミです。
オオサンショウウオの幼生が見つかった翌日に、その下流域を補足調査。会長ともども連チャンとなり、出かけに女房は呆れながら熱いお茶を持たせてくれた。(笑)

我々が調査していると地元の方が、「これまで幾度か行われた護岸工事でオオサンショウウオはすっかり姿を消した。夏の夜には数匹がバシャバシャし、1m位のオオサンショウウオがいつでも岸から見られたものだ。」と話す。

桑原先生(右)と土岡会長(左).jpg

予想通り新たな幼生は見つかりませんでしたが多くの水中生物を捕獲。これらはオオサンショウウオと共生・食物連鎖の関係にあります。人間も「共生」の仲間だったはずですが・・・。この多様な生物が共生している椋梨川源流域は東広島市民の、日本の、世界の貴重なたからものではないだろうか。
写真を「すべて見る」からどうぞ。

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