ブログ/2023-06-16
「第10次豊栄環境問題探検隊」の小ヌシの反省
-風船堰のこと
小ヌシです。
6月9日の観察会の模様はサクリアさんがブログ/2023-06-11、ブログ/2023-06-12で伝えてくれたように、無事、終了することができたのですが、小ヌシには反省事項が生まれました。
それは「風船堰」(可動式ゴム堰)についてです。
皆さんが川に入られ、生き物採集を始められたころに始まります。写真1
陸上で川の中の様子を見ていると、地元のHさん(乃美地域センター近く住)が軽トラで来られ、この川の「風船堰」(可動式ゴム堰)の話をされて帰られました。写真2,3
「風船堰は水圧が高まると自動的に空気が抜け、堰が下りて水を逃がすしくみなので、結果、下流の水位が急激に上がります。先夜の雨でその可能性があるし、サイレンなど事前通告は全くないので、誰かが水位を監視した方が良い」と助言してくれました。たしかにここから上流には4カ所も大小の風船堰(牛尻、青井出、花の木、天取)があります。
写真1
今日は水量も多く、どれが作動してもおかしくないと感じました。「安全に関わる重要な情報」と思い、川の中の清水先生にその旨を☎連絡し、小ヌシは見学を中断し、水位監視のため現場を離れて上流に移動。適当な場所で川の中の「石」を目安に水位の変化を1時間余り見ていました。写真4,5
水位に特段の変化が認められないので、頃合いを見計らってみんなの所に戻りました。生き物を目安にした環境学習が終わったのか、ちょうど、観察した生き物たちを川に放流している最中でした。写真6
その後、オオサンショウウオを捕獲するため、皆は再度川に入ったり上がったり、小ヌシはその間、皆の所にとどまっていました。
しかし、後から考えると、ちょっと甘い判断で、それは大きな間違いだったと気付きました。
それは、上流のどれかの風船堰(可動式ゴム堰)が下りて水が流下すると、その水量でドミノ的に下流の風船堰が次々下り、その挙句、大量の水が流下し、人が流される状況になるかもしれません。ですので、先日の行事では、誰かが川の中にいる間は終始水位の監視を怠ってはいけなかったのです。先日のオオサンショウウオを探すためや放流するためにみんなが再度川に入った時、小ヌシは水位監視に行かなかったことはやはり不味いことのように思われ、また、もっと風船堰の近くにいるべきでした。写真7,8
いままでの観察会で水量の多いときや当日は幸い何も起きなかったのですが、これからは「水量が多い」と判断された時の対応、避難方法の検討、準備もあるべきだと反省、肝に銘じます。
# 堰の写真は以前のものです。参考として添付しました。
参考:ブログ/2023-02-16(2015ホタレンジャー環境大臣賞受賞)ほか多数
:ブログ/2022-07-10(第9次豊栄環境問題探検隊)ほか多数
:ブログ/2021-07-02(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2020-09-01(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2019-07-05(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2018-07-05(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2017-07-19(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2016-07-13(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2015-07-14(豊栄環境問題探検隊)
:ブログ/2014-09-30(日本オオサンショウウオの会東広島大会発表)
*オオサンショウウオとの出会い
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